本コースは自然体験、太平長寿をテーマにしています。
仰口観光エリアは労山風景区の北東部に位置し、山々に囲まれ、青い海に面しており、太平宮の道教寺院と湾岸の砂浜が特色です。独特な自然風景、美しい人文的景観は、悠久な歴史と文化から、古くから神が宿る山と言われています。観光地では、「華蓋迎賓」「海の宫殿」「太平曉鐘」「獅峰賓日」「猶龍道經」「仙山寿峰」「奇洞覓天」「天苑攬勝」という8つの風景が最も有名です。世界では、レジャー、避暑、休暇、娯楽に相応しい場所であると世界での評価も高いです。
主要な観光スポット
太平宮:宋王朝の建隆元年(960年)に初代の皇帝趙匡胤によって建造されました。旧名を「太平興国院」といい、国の平和と繁栄の意味を取り入れて、縁起の良い場所として知られています。東宮にある亭に飾られた古代の青銅の鐘は、光緒18年に作り直されたものです。朝、鐘を鳴らすたびに、静かな山間に、長い時間鐘の音が響き渡ります。それは「太平暁鐘」と呼ばれています。
「東海の朝日は火のようであり、獅子のような山嶺は荒れ狂う」と言われています。太平宮の東側にある山嶺は、勇猛な雄獅子のように海を見ているため、獅子峰と言われています。獅子峰は海に向かって、聳え立っています。獅子の口に見える場所に十数人が収容できます。獅子の口の上顎と下顎の間では、風雨の浸食により、岩石の粒子は不均一であるため、歯の形になっていて、本物の獅子の口ように見えます。この風景は「狮岭横云」として知られており、労山における有名な十二景の1つです。
「福は東海への水のように止らず流れ、寿は南山の松のように老いない」寿文字の石垣には、古代から現代までの100名近くの書道家によって異なる書体で書かれた多くの「寿」の文字があります。書体は隶、篆、行、草、楷など様々あります。大きな岩には100近くの「寿」文字がありますので、「寿字峰」と呼ばれています。また、寿文字の書道展とも呼ばれています。その中で、最も大きな「寿」文字は、高さ20メートル、幅16メートルであり、書道家の欧陽詢氏の作品です。「高寿、長寿、大寿、多寿」を意味し、現代の書道家瀋鵬氏は「天下一の寿」と賞賛しています。観光客はここで写真を撮るのが定番であり、長寿を祈願します。
2つの崖の間にある覓天洞は、崖間の割れ目にある巨石で構成されており、自然に形成されたもののように見えます。洞窟の高さは100メートル以上であり、その形は独特です。石の洞窟は下から上まで5層に分かれており、洞窟内のねじれや奇妙さを楽しむことができます。外に書かれた「覓天洞」という3文字は、有名な彫刻家である劉開渠氏によって書かれたものです。
「天苑攬勝」は、天国の庭園の意味で、上苑山の主峰であり、ここから仰口エリアの全体を見ることができます。
観光コース
風景区に入って、左側にロープウェイがあります。(手足が不自由なお客様や急いでいるお客様にお勧めです。往復25分です。上り線の駅は、寿字峰にあります。片道で乗りたい場合は、海の景色を見るため、徒歩で登ってから、ロープウェイで降りることをお勧めします。)右側は「太平宮―獅子峰―犹龍洞―仙桃―寿字峰―覓天洞―天苑」という徒歩のコースです。2〜3時間程度かかります。
仰口エリアにある景色は非常に独特です。「海の宮殿」太平宮と関帝の神社は、大自然に囲まれています。崖の下には多くの奇妙な石の洞窟が隠されており、元王朝の有名な道士邱処機氏の詩が書かれている白龍洞窟や昔の道士が修業を行った犹龍洞があります。「青龍」、「白虎」、「朱雀」、「玄武」と呼ばれる四つの巨石によって自然に形成された白雲洞窟もそこにあります。
獅子峰にある「獅峰賓日」とその下にある「獅嶺橫雲」は最も魅力的な風景です。遠方にある仰口湾岸の砂浜は青空の下では、金色の新月のように、一層美しく見えます。覓天洞は奇妙で魅力的な場所です。また、天苑の頂上からは仰口エリアの全体を見ることができます。東西南北からはそれぞれ異なる景色が見えます。海上にある天下第一の名山と言えましょう。